連成ふりこ#
(暫定) 連成振動は共振周波数がほぼ等しい2つ の振動子がゆるく結合された系で見られる 現象である. 最初に片方の振動子1だけを揺らせると, 次第にもう一方の振動子2も揺れだし, 時間が経過すると, 振動子1は静止して しまい, 振動子2だけが大きく揺れる状態に なる. 今度は逆に振動子1が振れだし, 振動子2が止まってしまう. この振動の行き来が繰り返される.
これは対称振動モードと反対称振動モードの 周波数が結合のために少し異なっており, これらのビート (うなり) が生じたためと理解される.
ここでは, ゆるく結合された, 2つのふりこの連成 振動を観察する.
大振幅のふりこでは線形性が損なわれているのでモードの重ね合わせという考え方は 成り立たないが, 振動エネルギーの 往来は実際に生じている.