相対論的構成方程式とホッジ双対#
マクスウェル方程式を相対論的に表現すると、式の形が簡単になることはよく知られている。 相対論では一般にテンソルの添字表記が用いられるが、式が形式的になってしまい、幾何学的な意味を読み取ることがむずかしくなる。 また、電磁気の要である構成方程式が明示的に書かれない場合が多い。 さらに、SI単位系で書かれることは稀で、通常の非相対論的なMaxwell方程式との対応が見えにくい。 ここでは4元微分形式と添字記法による表現を比較するとともに、 4元的方程式の幾何学的意味、構成方程式の意味などを集中的に調べたい。 また、SI単位系を用いて3元の場合との対応にも注意を払う。