電磁気学におけるパリティについて

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電磁気学におけるパリティについて#

電磁気学における各量のパリティは天下りに与えられることが多い。擬ベクトル、擬スカラーといういいかたや、 極性ベクトル、軸性ベクトルの区別などである。 文献[1]は原理に立ち返って、電磁気学のパリティを議論している貴重な教科書である。 しかし、パリティの定義が一般のものと異なっており、混乱を生ずる可能性がある。こ こでは、テンソルと擬テンソルを用いて、問題点を明らかにしたい。

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[1] 今井功、古典物理の数理 (岩波, 2003)